
4月24日(本日)、tofubeatsのファースト・アルバム『lost decade』がリリースされるが、同時に、アウトトラック集『lost decade (outtakes) 』がBandcampにてリリースされた。価格を自由に設定できるname your priceによるリリースとなっており、フリーダウンロードが可能となっている。
――全部オープンにしていこうと。
tofubeats オープンにするから、そこから辿って音楽を一杯聴いてほしいっていうのはあります。今回のアルバム、オマージュばっかりなんですよ。参考にした曲とかがいっぱいあって。
――たとえばどういう曲ですか?
tofubeatsまず“SO WHAT!?”は森高千里の“私がオバさんになっても”なんです。これ、意外にすごくエモーショナルな曲なんです。失恋の曲ともとれるし。絶妙なバランス感覚がある。そこがすごく好きですね。宇多田ヒカルの“Goodbye Happiness”もすごく好きなんですけど、この2曲には共通点があって。そこがどこかは聴いてもらって考えてほしいんですけれどね。
――なるほど。さっきも話に出たように、“水星”の元ネタはKOJI1200の“ブロウ・ヤ・マインド”ですけれども。
tofubeats あの曲は、歌い出しがいいんですよ。〈俺の好きな食べもん ハンバーガー チョコ ステーキ チキン〉。いいじゃないですか(笑)。あのトラックに、あの歌い出しができてる時点で、おみそれしましたっていう。だから、逆に“水星”はギャグだと受け取ってほしいんですよね。あのアホくさい歌詞に真面目な歌詞を乗っけているっていう。あと、あの曲、今田耕司と東野幸治との掛け合いが後半にあるバージョンもあるんですよ。Wコージが好きなんで、それが個人的には熱いです。
――アルバムの曲で、他にもこれが元になっているというのは?
tofubeats 4曲目の“Les Aventuriers feat.PUNPEE”は、DAM-FUNKの“I don’t wanna be a star!”という去年出たシングルが元ネタで。あの曲を聴いて、ビートの速い曲を作ろうと思った。あれをJ-POP的に翻訳したらこの曲になると思った。軽妙なんだけど、地に足が着いてる。そのあたりがすごく好きです。それから、“LOST DACADE”の元ネタは、杏里の“愛は誰のものでもなく”と、ピーター・ジャックス・バンドの“is it it”という曲。あれを聴いて、シャッフルの曲が作りたくなった。この曲はカーテンコール感があって、ほんとに好きな曲ですね。パーティーの最後に風船を飛ばしながら聴きたいような曲。
――なるほどね。こういうインタヴューを通して、元ネタをがんがん開陳してしまう。そういうところにも意味があるという。
tofubeatsそうですね。一回、自分の中で咀嚼して出しているんで。そういうのがしたいなっていうのをちゃんと引き受けてやりました。何より最近、音楽に興味がない人が増えてる感じが本当にするんですよ。もっと興味を持ってほしい。極論言うと、お金払わなくていいから、いっぱい音楽の話したいっていう。それだけなんです。
――今はインターネットのおかげで、沢山の音楽に触れられるようにはなってるわけですからね。
tofubeats でも、インターネットがあるからこそ、流れてくる情報に身を委ねてるだけになってる人が多い気がする。その中をちゃんと泳いで欲しいというか。そういう人と俺は話がしたいんですよね。そういう人に自分のアルバムを語ってほしい。そういう風にみんながアルバム作ったり、自分のカタログを書いたりしたら文化が盛り上がるじゃないですか? みんながそういう担い手になってほしいと思いますね。こっちは手の内を明かすから、みんなも何か考えてほしい。僕は一人で、しかも地方でここまでできたから、あなたもやれると思います。で、友達になりましょうっていう(笑)。そういうことです。
adidas Originals presents The Do-Over Osaka 2012 (via adidasoriginals)
ちょいちょいカットインするアトムボーイと友人うける
「Vaporwave」自体はゴミ音楽(好きですが)なので、 長続きしないと思われますが、Vaporwaveのテイストを受け継いだかっこいい音楽は続々誕生しています。
このContact Lensのアルバム『Mediafire Kingdom』もその一つ。
意味不明な日本語タイトルこそ無いものの、アーティスト名からもアルバム名からも適当な匂いがプンプンします。
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フリーダウンロード作品として発表された本作は、なんと35曲を収録。さぞ大長編かと思いきや、ほとんどの曲は展開も少ないシンプルな1ループ。1分台か、長くても2分台の曲しかありません。
楽曲のトーンも統一されており、ドラムマシンTR-808的なドラムの音色と、アナログな太いシンセの音。
このシンセの音が、何の工夫も無いような音なのですが、太くて気持ち良い音。この音でシンプルなフレーズを爪弾かれると気持ちよくて、ダラーと聴いてるうちに、アルバムは、体感的には結構すぐに終わってしまいます。
スパイス的に時折挿入される、Vaporwave的な80年代サンプリングもそのシンセの音とマッチしており違和感なく溶け込みます。
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「音も展開も変化がない」「シンプルかつちょっとダサいフレーズの繰り返し」と、悪い面はいくつも挙げられるのですが、なぜか「それが最高なんじゃん」と言えてしまうアルバム。
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「最高の音楽」や「人生の1枚」ではないですが、なぜか憎めない愛嬌があり、気付くとよく聴いていたアルバムでした。
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こちらの公式ページの下部「DOWNLOAD HERE =」のリンクからフリーダウンロードできます。
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ジャスコとかでかかってる、よくわからへん80年代フュージョンのBGMってあるじゃないですか。ダッサいインストの。あのゴミ音楽を、適当にカットアップ&加工したら、「あれ?結構かっこよくね?」っていう音楽ジャンル。それが「Vaporwave」。そして、その代表的なアーティストの1人が、情報デスクVURTUALです。
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アーティスト名もアルバム名も日本語ですが、もちろん日本人ではありません。その音楽性と同様に、名前も適当にGoogle翻訳とかでつけたのでしょう。ジャケット画像もそう。ネットで拾ったのであろう、無意味な画像のコラージュです。
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徹底して適当&悪フザケ。であるからして、当然「Vaporwave」と呼ばれる音楽のほとんどはゴミです。しかし(困ったことに)、ゴミの中にも輝くものが時折、混ざっているから始末が悪い。そしてこの情報デスクVURTUALのアルバムは、輝くゴミです。
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いかにもスーパーマーケットでかかってそうな、無機質な80年代フュージョンのBGM。深夜の古い通販番組や、天気予報の、ダサいインストのBGM。それらを雑に切って貼って、ファンキーな一瞬や、メロウな一瞬を切り取っていきます。
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多分僕たちの世代からすると、ジャスコのBGMのダサいフュージョンって一番「ナシ!」なものだと思うのですが、この情報デスクVURTUALのアルバム、そしていくつかの「Vaporwave」を聴いてから、いつの間にか「ああいうのも意外と悪くないよな…」と思ってしまってる自分がいます。
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このアルバムはこちらで全曲試聴できます。オススメは13曲目と14曲目で、この2曲は最高にメロウ。
その13曲目「CONTEMPORARYセーター」には、他アーティストがラップを載せたリミックスもあり、そちらも「なんかよくわからんが泣ける」みたいな感じで素晴らしいです。このリミックスは最高。
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「Vaporwave」とそのアーティストたちについて、気になった、さらに詳しく知りたいという場合はこちらのブログ(「キープ・クール・フール」」)に詳しいです。
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